72回目の憲法記念日

 憲法記念日の神奈川県弁護士会は,今年も,午前中から,会長以下有志の会員が桜木町駅前に出て,街宣と称する会長談話などのビラ配りでした。このところ季節外れに寒くて,雨模様でしたが,今日は,すっかり暖かくなり,人出も多くて,ビラも簡単にはけました。3年前と変わりありません。しかし,憲法を取り巻く情勢の変化は,誰の目にも明らかですね。

 弁護士会で,いつも司法予算の大幅な増大を訴えている立場からすると,休日の桜木町の駅前を笑顔で歩く家族連れの中のどれだれけの人が,三権の一翼を担っている司法の予算を知っているのか,クイズでも出してみたい気分になってしまいます(答えは,最高裁判所のホームページにも出ていますが,平成31年度の司法予算は,3255億円で,国家予算の全体としての増加にも拘らず,金額はずっと横這い,つまり,予算上の割合は安定して減少しています。)。ところが,たとえば,先日墜落したF35という戦闘機などは,すでに100機以上FMS方式で購入することが決まっているようですが,概算要求の時点で,1機当たり147億円という購入価格(つまり,整備代など維持費はまた別ということです。)になっています。

 日本って,本当に主権国家なのでしょうか。そして,税金を納めている筈の国民はどれほどその使い途について寛大なのでしょうか。待機児童の解消なんて簡単にできてしまうと思うのは,私だけなのかと思ってしまいます。

 

 午後は,気分を変えて,また,昨日の片付けの続きですが,今日はプロ野球だけでなく,J1もあるので,DAZNで,片付けや洗濯をしながら,フロンターレ戦の観戦です。本当にDAZNのおかけでフロンターレのサッカーを全試合楽しめるようになり,感謝です(各試合3回は観ていますね。)。J1の試合どれを観ても楽しいですが,川崎フロンターレの実現しているサッカーは別格ですね。ゴール前のごく狭いエリアで短いパスをワンタッチで繋ぎ始めると,相手チームのディフェンダー同様もう次にボールが何処へ出るかわからない状態になって,魔法を目の当たりにしてような展開です。こんなサッカーをやっているチームって他にないですよね(コンサドーレなども縦に強い攻撃的なサッカーで楽しめますが,フィニッシュの段取りは,基本クロスを上げるだけで,よほどラフですね。)。高校時代サッカーしかやっていなくて(その頃って,サッカーの中継なんて,深夜の民放ぐらいしかなくて,しかも,試合中にCMが入ってたりしていましたね。),母親からもサッカー労働者と言われていた者としては,フロンターレのサッカーって楽しすぎます(こんなに勝っても,負けても楽しい試合運びってありますかね。)。それを地元のチームが実現していることで,とても生活の張りにつながっています(私などJR川崎駅の北口の通路を通るだけでも楽しいです。)。

 

 ぼくがiPadProでDAZNを観ている脇で,中二になった次男が宿題もせずに,プレステ4の戦場系のゲームをテレビの大画面でやり続けていることだけが気になってましたが,試合の方は,まったく夢のように素晴らしいものでした(今日など,中村も家長も居なくて,得点の場面では大島も出ていなかったのにです。)。自分の子どもですらままならないのですから,国家予算など到底コントロールできる筈もないですね。> でも,このままでは駄目です。